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2024.03.18
2024年3月更新：保険会社の生成AI活用状況、調べてみた！
今回は保険会社でも業務への活用が進んでいる「生成AI」に着目し、2024年3月時点での最近の保険会社各社の生成AI活用状況とTMJの取り組みをご紹介します。
各社のプレスリリースを参考に2023年12月～2024年3月の期間で調べてみました。
【2024年3月更新】保険会社の生成AI活用状況
| 企業名 | 保険業務 | 業務領域 | 業務内容・詳細 |
|---|---|---|---|
| 明治安田生命保険相互会社 | 社内向け 業務支援 |
・お客様の応対メモの自動作成 ・社内照会向けQ&Aの自動作成（※1） |
|
| SBI⽣命保険株式会社 | 社内向け 業務支援 |
社内サービスデスク業務の一部をAIオペレーターが対応（※2） | |
| アフラック生命保険株式会社 | 社内向け 業務支援 |
生成AIを活用した社員向け業務支援システムの本格運用（※3） | |
| 明治安田生命保険相互会社 | 〇 | 社内向け 業務支援 |
生命保険業務に特化したお客様の申し出への回答案作成（※4） |
| 企業名 | 保険業務 | 業務領域 | 業務内容・詳細 |
|---|---|---|---|
| 三井住友海上火災保険株式会社 | 〇 | お客様対応 | お客様からの事故連絡にAI音声が自動応答（※1） |
| アクサ損害保険株式会社 | 〇 | 不正請求防止 | 保険金の不正請求防止システムに自社開発した独自AIモデルを活用（※6） |
| あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 | 〇 | 不正請求防止 | AI を活用した不正検知システムを開発（※7） |
| 三井住友海上火災保険株式会社 | 〇 | 社内向け 業務支援 |
社員向け生成AIチャットツールに損害保険業務の専門的な照会応答機能を追加（※8） |
三井住友海上火災保険株式会社では、自動車保険を対象にお客様からの事故連絡にAI音声が自動応答する活用するサービスを本格的にスタートしています。
生成AIを活用することで、24時間365日の事故受付が可能となります。また、お客様からの事故連絡が集中する大規模な自然災害が発生した際にも、AIを活用することで迅速な事故受付が可能となります。自然災害発生時には、オペレーターの出社が難しいケースもあり、その状況下でも迅速かつ持続可能な事故受付体制を整えながら、現場の業務効率化の両立が可能となります。
アクサ損害保険株式会社とあいおいニッセイ同和損害保険株式会社は、自社システムにAIを活用することで不正請求を検知し、お客様へ迅速で適正な保険金支払いを実現しています。
業務への生成AI活用以外にも、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社が国内で初めて生成AIのリスクを補償する「生成AI専用保険」の提供を開始し、生成AIのリスクに備える保険も登場しています。（※9）
各保険会社の詳しい内容は以下をご参照ください。
※1：生成AIを活用した社内業務の効率化・高度化の取組開始について（明治安田生命保険相互会社）
※2：SBI 生命、社内サービスデスク業務の AI オペレーター対応を開始（SBI生命保険株式会社）
※3：生成 AI を活用した社員向け業務支援システム 「Aflac Assist powered by GPT-3.5/4」の本格運用開始について（アフラック生命保険株式会社）
※4：生成AIにおける実証実験の取組状況について（明治安田生命保険相互会社）
※5：AI音声による事故受付サービスを開始（三井住友海上火災保険株式会社）
※6：保険金の不正請求防止システム導入についてのお知らせ（アクサ損害保険株式会社）
※7：保険金の不正請求を検知する「AI不正検知システム」を開発（あいおいニッセイ同和損害保険株式会社）
※8：社員向け生成AIチャットツール「MS－Assistant」に損害保険業務の専門的な照会応答機能を追加（三井住友海上火災保険株式会社）
※9：【国内初】生成 AI のリスクを補償する「生成 AI 専用保険」の提供開始（あいおいニッセイ同和損害保険株式会社）
TMJの取り組み
CXデザインコンサルティング・AI LLM導入支援サービスの提供スタート
TMJでは、2023年12月7日よりLLM（大規模言語モデル）の導入を支援するサービスの提供を開始しています。詳細はこちら
コンタクトセンター業務で活用可能なChatGPTプロンプト集を随時公開
コンタクトセンター業務で活用できるChatGPTプロンプト集も目的に応じて随時公開しております。無料資料も配布しておりますので、ぜひご活用ください。
まとめ
社内向け業務支援にとどまらず、保険業務に特化した生成AIの活用も保険会社各社で進んでいます。
TMJでは、生成AI関連サービスを提供するパートナ企業との協力体制のもと、企業の課題やゴールに合わせた生成AI活用を支援しています。生成AIの業務活用をご検討の際は、ぜひご相談ください。
