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2024.05.27

【保険会社向け】採用担当者から見た「保険業界採用の現状と工夫ポイント」

【保険会社向け】採用担当者から見た「保険業界採用の現状と工夫ポイント」

前回の採用コラム「【保険会社向け】採用難時代における採用のポイント」では、自社で全ての採用
業務を担うのは難しくても、パートナー企業と一緒に取り組むことで自社の成長につながる採用を実現
することができるということをポイントの1つとしてお伝えしました。

第2弾の今回は、クライアント様のパートナー企業の立場にあるTMJの
実際の採用担当者や協力会社からみた採用活動の現状、また「保険業界の採用に効く工夫点」などに
ついてインタビューを交えながら、お伝えします。

 

 

 

 1. 専門家が見た「保険業界採用の今」

クライアント様のパートナー企業であるTMJでは、多種多様な業界から頂戴するお仕事に対応するため、
採用市場全体の動向を把握する”採用の専門家”(協力会社)と共に採用活動を行っています。
ここでは、TMJが2018年より取引を行っている人材派遣・有料人材紹介・BPOの3つのサービスを展開している協力会社様に、保険業界の採用の現状・応募者からみた保険業界のイメージについてうかがってみました。

 

  敬遠されがちな保険業界 

TMJ:
採用難時代において、保険業界の採用という観点での難易度はどのようにお考えですか?

協力会社様:
求職者は保険業務を敬遠しがちになっていることを常々感じています。
単純に『難しそう』、『堅いイメージがある』という点で『自分にはできないのではないか』と思っている方が多いです。
また、業務によっては、資格を取得しないとならないということもあり、
さらにハードルを上げてしまっている感は否めません。
例えば、生命保険業務に従事するに当たっての募集人資格(一般過程)の取得において、
「ほとんど落ちることはない。99%合格します。」と言っても、『自分が1%に入ってしまうのではないか・・・』と思ってしまい、応募に至らないということもしばしばです。

TMJ:
たしかに、「99%合格します」って仮に言われたとしても不安ですよね。
逆に保険業務を希望する方はどのような方ですか?

協力会社様:
ミドルシニア(40代以上)の方で、これまで保険未経験だったけれども、新しく何か学びたいと思ったときに、『保険の知識を習得することで自分自身の人生にも活かせる』と思う方がいらっしゃいますね。
20代、30代の方々は、まだ保険の加入は未来の話で、身近に考えていないことが多く、知識を身に付けたいとはなりづらいかもしれません。

TMJ:
保険に関しては、各社CMに若手の芸能人を起用していたり、お手軽さや充実したサービス内容を押し出していて、以前と比べると身近に感じる部分はあると思っていましたが、それは消費者としての視点であって、逆にそれを消費者に紹介・提供するということになると、より多様化、複雑化する保険商品の知識や関連法令を習得していく必要性を感じ、
”難しそう”という方向に傾いてしまうかもしれませんね。


  内定を増やすための鉄則 

協力会社様:
はい。だからこそ、求職者にアピールできる情報を“架け橋”である我々が把握し、安心感を持っていただけるよう働きかけ、『自分にもやれるかもしれない』という気持ちを持ってもらうためのアプローチが必要だと思っています。
特にコール(事務)センターの方々は、働きやすい職場となるよう、ご尽力されているので、そこをしっかりアピールしていけるようにしていきたいです。

また、スピードも大事だと感じています。
当社調べにはなりますが、選考当日に結果が届いた場合の内定承諾率は83.3%です。翌日となると57.1%、 翌々日は33.3%、面接から5日経過すると0%という結果が出ています。
応募者にいち早く内定を伝達することが人員を確保するための鉄則であると考えています。

 

graph_内定承諾率

 

TMJ:
選考において、採用レベルを超えていたら、即座に判断するということも必要ということですね。

 

 2. 採用担当の声 | 保険案件における工夫ポイント

では、実際の採用活動はどんな人が、どのように行っているのでしょうか?

ここでは、採用の現場で応募者と向き合う担当者がどんなことを思い、採用充足というゴールに
挑んでいるのか・・・

実際の採用担当部門の責任者と企画担当者に保険案件の採用について、聞いてみました。



採用責任者|吉田さん

株式会社 TMJ
HRM戦略部 西日本九州採用センター 室長

名古屋から鹿児島のTMJ拠点の主に契約社員やオペレータの
正社員採用組織を管理

採用企画担当|大脇さん

株式会社 TMJ
HRM戦略部 西日本九州採用センター 九州採用G

福岡市エリアを主とし、保険系案件の採用を担当

 

保険案件と他案件では違いを感じましたか?

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吉田さん(以下、Y):
保険案件を担当する前はどういった案件を担当していましたか?

大脇さん(以下、O):
大手通信系の案件を担当していました。

Y:
通信系の採用から保険系に変わって、何か違いを感じましたか?

O:
若い方の応募が少ないなと思いました。
逆に年齢が高い方からの応募が多くて、全体的に見たときに応募者の年齢層に偏りがあるなと。

Y:
確かに通信系の携帯(電話)だったり、インターネットだったり、若い方には身近なものが多いから業務イメージがつきやすいけど、生命保険や損害保険はイメージがつきづらいかもしれないですね。

保険のイメージを壊していく大切さ

そのような課題に対して、なにか工夫をされましたか?

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O:
保険を全く知らない人の立場に立つと、「難しい」というイメージが先行したり、「売らなければいけない」とかセールス要素があるイメージがあることで、応募検討の候補から外れてしまうことがあることに気づきました。
採用メンバーも保険を知らない人が多く、どこが難しそうだと思うかヒアリングして、分かりやすく伝えられるように
工夫しました。

保険のイメージを良い意味で崩していくことが大事だと思っています。

また、子育てが落ち着いて時短からフルタイムの仕事を探されている求職者の
「家族との時間のために土日祝はなるべく休みたい」 「18時には退勤したい」
というワークライフバランスを重視したいという希望と、実はマッチしているということにも気づき、採用ターゲットの拡がりが見えました。




 

企業の人手不足が深刻化する中で、今後どのような視点をもって採用活動にあたっていきたいなどありますか?

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O:
シフト条件や給与など求職者市場のニーズにも合わせていきたいなと思ってます。

この先の採用市場で保険業務の採用をするためにも、ここについてはクライアント様にも相談しながら、一緒に考えていければと思っています。

Y:
そうですね。
多様性の時代で求職者の働き方も変化している中で安定的に採用を行うには、
ターゲットをさらに拡げ、入り口を広く構えるなど雇用側から求職者様に合わせに行くことも重要ですね。

求職者目線で様々なご提案をお客様へ行い、結果、安定した人材の採用と定着でお客様の事業がますます発展されるようにお客様と同じゴールを持って取り組んでいきたいですね。

  

 

 3. パートナー企業としての採用スタンス

競争の激しい昨今の採用市場においても、採用コストには限りがあります。
市場状況に合わせた採用を無理なく行うためには、

・採用費・採用手段を検討したうえで採用活動を進めること

・入社後の定着率を向上させること

が、重要となります。

余計な採用コストを発生させないためには、募集媒体への出稿だけではなく、自社のオウンドメティアや人材紹介会社を活用すること、また、応募者に対しては選考段階において十分な情報を提示することで、正しい就業イメージを早く持ってもらうことが大切だと考えます。

パートナー企業=求職者とクライアント企業を結ぶ”架け橋”

保険業界の採用においては、特に、必要人員を採用していくことが難しい状況にあるため、採用オーダーに対して、定期的に収集している時給相場との付け合せを実施し、市場との乖離が見られる場合には、業務難易度・人材要件を加味したうえで採用条件の緩和を提言。それに応じ、各センターの受け入れ体制の見直し等を行い、応募間口を拡げながら対応を行う必要があります。

パートナー企業の採用におけるキーワードは、『”求職者目線”と”クライアント目線”』であり、
採用活動を通じて、求職者とクライアントを結びつける”架け橋”となることで、必要人材の採用を実現することができます。



 

   まとめ  

 
採用活動とは、クライアント様の期待以上の成果を上げるために
               様々なことを考え、適正な人材をマッチングしていくこと。

 
採用要件FIX後に受け身で募集開始していくのではなく、営業を通してクライアント様にも採用に関わる情報を提供、採用可能な条件を設計・デザインし、期待値を超えていく・・・
それこそが共に取り組むパートナー企業・採用担当(プランナー)としての役割であると言えます。

新規採用だけでなく、入社後もそれぞれ社員のありたい姿に寄り添い、社内でのアロケーションなど人材コントロールを行うこと、キャリアをプランニングしていくことも重要だと考えます。

保険業務においては採用課題を抱えている会社様も多いかと思います。
TMJの取り組みが課題解決のヒントになれば幸いです。

 

TMJでは、これからもオペレーターにとって働きやすい環境を作りながら、企業の課題や悩みを
サポートしてまいります。
また、BPO企業として、人材育成・研修のノウハウを提供するサービスなども行っております。
採用に関するお悩みやご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

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