保険業界ニュース

東京海上日動火災保険株式会社は、2023年6月よりオンライン保険相談予約システム「Agent+」の提供をスタートしたことを発表しました。また、12月には自動車保険オンライン申込システム「e-Auto」の提供を開始する予定です。

オンライン保険相談予約システム「Agent+」では、専用サイトよりお客様ご自身のニーズに合わせて、保険代理店や募集人を検索し、気軽に相談予約をすることができます。自動車保険、火災保険、傷害保険などが対象です。「保険商品・サービスについては専門家に相談したい」というお客様のニーズに合わせて、オンラインを活用して、最適な保険代理店や募集人を案内することができます。

自動車保険オンライン申込システム「e-Auto」では、保険代理店のHPから自動車保険の新規申込をオンラインで完結することができます。手続き中はチャットやビデオ通話ツールなどを通じて相談が可能です。保険の申込手続きにオンラインを活用することでお客様の利便性を高める狙いがあります。

DX（デジタルトランスフォーメーション）推進を通して、CX（顧客体験）の向上につなげるサービスになっています。

出典：東京海上日動火災保険株式会社

三井住友海上火災保険株式会社は、 ７月から災害時の住民の避難支援活動をサポートする保険を販売することを発表しました。

東日本大震災で災害時に一人での避難が困難な「要支援者」の逃げ遅れによる被害が多く発生し、迅速かつ的確な住民避難が大きな社会課題として浮彫になりました。そして、災害対策基本法が2021年5月改正され、要支援者の情報や避難方法等をまとめた 「個別避難計画の作成」が市区町村の努力義務となりました。 今回の新商品は、この「個別避難計画」に基づく避難支援活動をサポートする保険となります。具体的には、個別避難計画に基づく個別避難計画に基づいた避難支援活動中に発生した事故などを補償します。

この商品を通して、災害時における自助・共助・公助を促進して被害の軽減につなげながら、誰一人取り残さない社会の実現に貢献するゴールがあります。

出典：三井住友海上火災保険株式会社

損害保険ジャパン株式会社とＳＯＭＰＯリスクマネジメント株式会社の2社は、「災害リスクファイナンス産学共同研究部門」を6月に京都大学防災研究所に設置し、共同研究を進めることを発表しました。期間は2023年6月～2026年6月の3年間の予定です。

研究を通して、災害時の企業の復旧に関わる要因とプロセスを可視化し、効果的なソリューションを提供することで企業の災害レジリエンス向上に貢献する狙いがあります。

出典：損害保険ジャパン株式会社