保険業界ニュース

2023.08.29

火災保険事故データとSNSデータの活用で、洪水による被害地域を早期特定

三井住友海上火災保険株式会社(以下、三井住友海上)とあいおいニッセイ同和損害保険株式会社(以下、あいおいニッセイ同和損保)は、洪水が発生した際の被害地域の早期特定に向けた実証実験を8月からスタートします。

あいおいニッセイ同和損保とMS&ADインターリスク総研株式会社は、「火災保険事故データ」と株式会社JX通信社の「SNSビッグデータ」を活用し、洪水発生時における浸水範囲の予測アルゴリズムを開発しました。本アルゴリズムでは、洪水による被害範囲を最短で3時間で特定することができます。

三井住友海上は、洪水の浸水範囲の予測を補正・高精度化するアルゴリズムを保有しており、アルゴリズムを組み合わせる実証実験を行うことで洪水による被害地域の早期特定が期待されています。本格的な展開は2024年4月以降を目指しています。

出典:三井住友海上火災保険株式会社