保険業界ニュース

2023年09月

2023.09.07

三井住友海上ほか、物流の2024年問題に向けて協力体制を構築

ウィルポート株式会社、インパクトサークル株式会社、三井住友海上火災保険株式会社(以下、三井住友海上)の3社は、ラストワンマイル配送を担う運送事業者やドライバーの支援に向けて、2023年9月に業務提携契約を結びました。

運送業界では、ネット通販の拡大で宅配便取扱個数は増加する中、2024年4月に自動車運転業務の時間外労働時間の上限規制強化が予定されています。この上限制限で、一人のドライバーが短時間でより多くの配送を行う環境作りが求められています。また、慢性的なドライバー不足や軽貨物自動車の事故増加も課題となっており、「物流の2024年問題」と呼ばれています。

これらの課題解決に向けて、3社は各社のサービスを一体となって提供することで、配送の効率化、ドライバーの確保、事故防止を目指します。三井住友海上は、運転傾向・事故データ分析を組み合わせることで、持続可能な物流環境の構築に取り組む予定です。

※:ラストワンマイル配送:お客様に商品を届ける最後の区間での配送

出典:三井住友海上火災保険株式会社

2023.09.06

スマホのみで利用できるテレマティクス自動車保険、販売へ

あいおいニッセイ同和損害保険株式会社と株式会社ナビタイムジャパンは、スマートフォンのカーナビアプリで取得したデータに基づいて安全運転の度合いを評価し、保険料を反映するテレマティクス自動車保険「タフ・見守るクルマの保険 NexT」を開発し、2024 年 1 月以降販売をスタートする予定です。

本保険では、テレマティクス保険で従来必要な自動車へのデバイスの設置が不要となり、お客様がご自身のスマートフォンにカーナビアプリをダウンロードし、利用者登録を行うだけで利用準備が完了となります。

本保険は、お客様の利便性を高めながら安心・安全なクルマ社会の実現する保険として期待されています。

出典:あいおいニッセイ同和損害保険株式会社

2023.09.06

あいおいニッセイ同和損保、新「お客さま接点プラットフォーム」構築へ

あいおいニッセイ同和損害保険株式会社(以下、あいおいニッセイ同和損保)は、2024年1月以降に新アプリの開発を中心に新たな「お客さま接点プラットフォーム」を構築することを発表しました。

新アプリでは、テレマティクス自動車保険を中心に4種類あるご契約者様向けアプリを1つに統合します。また、本プラットフォームでは新たな高付加価値機能・サービスも提供予定です。新コンテンツの一例として、自動車走行データから独自のアルゴリズムを活用して安全運転の結果を年令で表す「安全運転脳年令」があります。

あいおいニッセイ同和損保では、CSV(※)×DXの実現に向け「事故のあとの保険から、事故を起こさない保険へ、さらにその先へ」と、テレマティクス自動車保険を先駆けとして保険の発展に取り組んでおり、本プラットフォームもその取り組みのひとつとなります。

※CSV:「Creating Shared Value」の略称。社会との共通価値の創造。

出典:あいおいニッセイ同和損害保険株式会社

2023.09.05

「海外旅行キャンセル保険」、損保ジャパン子会社で販売スタート

損害保険ジャパン株式会社の子会社で少額短期保険業を提供するMysurance株式会社は、海外旅行予約をキャンセルした際にかかるキャンセル料を補償する「海外旅行キャンセル保険」の提供を9月1日からスタートしました。

本保険では、海外宿泊・クルーズも含めた海外ツアー・海外航空券といった幅広い旅行予約を対象とし、新型コロナウイルス感染症も含めた感染症の発病による旅行キャンセルも補償対象のキャンセル理由となります。

新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが2類から5類に移行したり、検疫に伴う水際規制のハードルが下がっていたりすることで、海外旅行需要の本格回復が見込まれています。

出典:Mysurance株式会社

2023.09.04

サイバーセキュリティ保険、SBI損保提供スタート

SBI損害保険株式会社(以下、SBI損保)は、SBIグループ企業である株式会社ブロードバンドセキュリティ(以下、BBSec)が9月1日から提供を始めたサイバーセキュリティパッケージ「サイバープロテクション(以下、CP)」において、「サイバーセキュリティ保険」の提供をスタートしました。

CPは、中小企業・団体向けにサイバーセキュリティの基本サービスをパッケージ化したもので、SBI損保はCP内のエンベデッドインシュアランス(組込型保険)として保険を提供します。

サイバー攻撃は、「金銭の損失」「顧客の喪失」「事業の停止」「従業員への影響」など多方面に不利益を及ぼす危険性があり、特に中小企業の場合には人材や費用の制約からセキュリティ対策が手薄になってしまう傾向があります。

本保険では、サイバー攻撃や情報漏えいへの備えとして、中小企業のお客様がサイバー攻撃による被害にあわれた場合、駆付け時の費用や緊急対応支援を行った際の費用など突発的に発生する各種コストを補償します。

出典:SBI損害保険株式会社